TCSは危険物3類2種!

トリクロロシラン(以下TCS)は常温で液体で、危険物に該当します。
消防法危険物第三類(自然発火性物質および禁水性物質 固体または液体)ということですが、当初、TCSそのものが該当するかは明記されていませんでした。


その後平成元年12月21日 消防危第114号 ”品名分類について”で、
  【照会】トリクロロシラン SiHCl3 は「塩素化ケイ素化合物」に該当するか
  【回答】お見込みどおり
としてTCSは危険物3類に確定しました。


類までは国の管轄で決められていますが、種は「危険物第3類試験方法」を提示して各自治体で決めること、とされているようです。
ここで不思議なことに、自治体毎に試験結果に食い違いが生じたのでしょうか、2種(指定数量50kg)とする自治体、3種(指定数量300kg)とする自治体に別れました。


TCSは純物質であるので試験結果は1つに収束するはずです。
実際に私が調査した結果、総務省に集約されたデータでは2種に該当する発火性でした。

私は3種のデータに触れたことがないため、「TCSは3類2種」としたいと思います。

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